1.なまず購入後、水槽で餌(人工飼料)をあまり食べてくれない事があります。
理由としては・・・
@新しい環境に移動したため、その環境に慣れていないので警戒している。(周囲の環境にも注意!)
A水温が低くなっているので、あまり餌を食べようとしない。
など・・・
@については時間を掛ければ少しずつ改善されていくので、様子を見ながら餌をあげて下さい。
間近で見ているとナマズも警戒して餌を食べ辛いので、少し離れた所から観察して下さい。
環境や餌に慣れてくれば、人が近くにいても食べてくれるようになってきます。(注:個体差あり)
Aについては水温が低くても餌を少しは食べますが、食べ過ぎると体調不良の原因になりやすいです。
低水温でも餌を多く食べさせたい場合は、ヒーターを使って水温を調節しておくのが有効です。
ヒーターを使用の際は必ずヒーターカバーを使い、なまずが火傷しないように注意して下さい。
|
2.『冬』なまず購入直後、ヒーターを使って温かい水温に慣らそうとする場合、
例題.
『水槽の水温20℃(ヒーター使用)』『購入してきた鯰の入っている袋の水(冬の常温)』この状態で、
水合わせを開始すると、水合わせをすれば鯰の負担がいきなり水槽に移動するよりも良いと言っても、
その時の水温差はあまりにも大きすぎて水合わせに期待する効果が薄くなってしまいます。
そこでまずは、どちらも常温の状態で落ち着かせ、水合わせを開始する前から
水温がだいたい同じになるようにします。(方法としては、同じ部屋に上記の2つとも置いておくと簡単。)
少し時間が経つとだいたい一緒の水温で落ち着いてきますので、それから水合わせを行います。
そうする事で極端な水温差が無く、水合わせをすませる事ができます。
そして、水合わせができてから水温を少しずつ上げていきます。(なるべくゆっくりと時間と日数をかけて・・・)
そのスピードが緩やかであるほど、失敗する可能性は少しずつ低くなります。(異状がない場合)
できれば、常温(屋外)の水温から餌と水槽環境に慣らして行き、(注:目安はなまず到着時の水温です)
水温を段階的に少しずつ上げ、その段階ごとに餌に慣らしながら出来る範囲でなまずの様子を見ます。
様子を見て特に異常がなければまた少しずつ水温を上げるようにして下さい。
餌を食べない状態で水温を上げていくと餌を食べなくなる場合があります。(生活環境が急激に変わるため)
なまずの様子を見る際はなるべくストレスを掛けないように観察するために
@観察はできるだけ1回が短時間(長い時間見る場合は観察する回数を少し増やす事で対処)
A環境に慣らしている段階は特に少し離れた所から観察する。(周囲の環境にも注意して下さい。)
細かい判断については飼い主様の判断と行動で行って下さい。(水槽の水温調べも忘れずに行うようにして下さい。)
水の補充や水槽のなまずを別の水槽に移動する場合などもできるだけ水温差には気を付けて行って下さい。
|
3.なまずが病気に掛かった場合、『塩』又は『薬』などで治療を行いますが、
基本的に病気に対しての薬を判断するのは難しいですので、まずは、環境に影響の少ない塩浴をおすすめします。
☆『薬』を使用する場合は、規定量の約4分の1程度が好ましいらしい。
薬は効果が見込めるが、なまずは薬に弱いため使用する薬の量に注意が必要。
★『塩』を使用する場合は、水槽内の濃度2%まで好ましいらしい。
使用する塩は食塩ではなく『岩塩』『荒塩』などミネラル分を多く含んだ塩が好ましい。
普段から0.2〜0.5%の塩分濃度で飼育していると病気に掛かりにくいようです。
ただし、エサをあまり食べにくくなる場合もあるので注意が必要です。(状況をみながら判断)
病気の治療も大事なのですが、治療を開始する前に餌に慣れているかどうかがとても重要です。
餌を食べる事に慣れていない状態で治療を始めても、病気が治る可能性はとても低いです。
その理由としては・・・
餌に慣れていない状態で治療を続けても餌を食べないために、病気が治るまで体力がまず続きません。
仮に病気が治ったとしても治療後すぐは普通でもあまり餌を食べない状態になりやすいので、
一度弱ってしまった状態から餌に慣れさせる事はとても困難なので、結局体力が回復せず、
病気が再発するか、力尽きてしまうかのどちらかが有力になってしまいます。
なので、病気治療の際も餌を食べて体力を回復させる事がとても重要になってきます。
普段の飼育でも体力が低下すると病気になりやすいので注意したいところです。
『外部リンク』飼育の参考になるサイトページ
・こちらのサイトで簡単に塩分濃度の計算が行えるようです。→→→〔塩浴時の塩の量の計算〕
・病気の治療についてはにこちらのサイトも参考にしてみては!?→→〔病気の予防(3)日淡会〕
・情報が集まる場所と言えばやっぱりこのサイト??。 →→→〔ナマズ−wikipedia〕
|
4.なまずが生活しやすい水温についてはいろいろな意見がありますが、
『夏は何度まで大丈夫ですか?』『冬は何度まで大丈夫ですか?』という質問も少なくありません。
基本的に限界を知っていてもそれは・・・
@なまずが元気な状態(餌を食べすぎる・あまり食べないなどがあった場合はNG!)
A病気やケガがない状態(その時は無くてもあとで起きた時点でNG!)
B環境が万全な状態(水槽内だけでなく周囲の環境も重要!)
最低限上記の3点が守られての話であり、脱線した場合は表示する限界は100%目安になりません。
そして、全ては経験の上で起きた事実だけなのでそうならない場合もあります。(あくまで参考程度)
上記をよく踏まえた上で・・・
☆最高水温は約30℃ぐらいで、約40℃が近くなるとほとんどその水温には耐えられません。
夏場は30℃になりやすいので、最高でも35℃未満を維持した方が無難か・・・??
(その対策についての参考文章はこちら⇒⇒⇒『ナマズのよくある質問箱』(養魚場HP内サイト))
★最低温度は約5℃ぐらいで、約3℃未満になるとほとんどその水温には耐えられません。
ただし、水温が約4〜5℃を前後であれば特に問題なく飼育が続けられる。(体調には注意が必要!)
できれば、ヒーターを使用してそれ以上に水温が下がらないよう対策を考えておくのが無難か・・・??
☆なまずが生活しやすい水温は20〜25℃ぐらい。できれば23℃以上は欲しいところ・・・。
これはあくまでナマズが生活しやすい水温であって、飼育しやすい水温の目安ではありません。
生活しやすいという事は、なまずが成長しやすい水温である事も忘れてはいけません。
低い水温の方がなまずの成長は比較的に緩やかになりやすいです。(体調には注意が必要!)
水温の調節だけで病気に掛かりにくくする場合は、23〜26℃ぐらいでの飼育が好ましいらしい。
但し、これには水質悪化・周辺の環境変化・極端な水温変化・体調不良の状況は含めない物とする。
あくあまでも起きた事実だけの話ですので、絶対的な限界点や目安の水温ではありません。
参考にする場合は必ずその水温への対策を考えた上でなまずの体調・様子を見ながら行ってください。
飼育管理については飼い主様の判断と責任で行って下さい。こちらでは一切責任は取れません。
|
5.〔夏〕小さい鯰ほど可愛くて人気も高いのですが、(期間が限定という事もあってか?)
小さいという事はそれだけ環境変化にとっても敏感で体調管理も難しくなります。
基本的なところですが、ストレスをあまり掛けないように注意が必要です。
水槽飼育を行って環境に慣らしていけば小さいナマズでも十分に管理する事ができますが、
問題なのは、水槽飼育日数の少ない管理し始めの頃が一番大事です。
1ヶ月以上水槽飼育していれば小さくてもそれなりに環境変化に強くはなりますが、
それでも10cm以上になったなまずと比較するとよくて同程度ぐらいです。(この時点になると差は少しだけ)
小さいナマズを飼育する場合は特に基本事項である、
@水の補充・なまずの移動を行う際は必ず極端な水温差が無い状態から始めて必ず水合わせを行う。
Aストレスが掛かる様なことは極力避ける。(周囲の環境にも気を付ける事が大事。)
この上記の2つは最低限守って飼育を行って下さい。
|
6.その他、知りたい事や気になる事がありましたらぜひ、掲示板『なまず談義』へご参加下さい。
また、掲示板では有力な情報やなまずの飼育観察・記録などもお待ちしています。
何かナマズの新しい情報がありましたら、情報提供して頂ければ幸いです。
日本なまずの養殖技術の質問については電話のみ対応させて頂こうと思います。
今後、日本なまずの養殖を聞いてみたい方がおりましたらぜひご相談下さい。
一緒に力を合わせてナマズの養殖が進めればと考えています。(目標は地産地消。全国展開。)
☆観賞用に日本なまずを買って飼育してみたい方はこちら⇒⇒⇒『水槽で飼育するペットなまず』(養魚場HP内サイト)
☆みんなでなまずの相談や雑談がしてみたい方はこちら⇒⇒⇒『掲示板なまず談義』(参加者募集!!)
☆ナマズについてよくある質問をお探しの方はこちら⇒⇒⇒『ナマズのよくある質問箱』(質問や回答は掲示板で募集!) |