熱気球係留飛行について
当クラブでは一般の方に”熱気球”を広くご理解いただくために「一般係留体験」を実施しております。詳しい資料はクラブ事務局までご請求下さい。
1.搭乗する人数について
熱気球の総浮力が、約500sあります。機体重量130s、シリンダー(燃料)重量90s、パイロット重量70s、合計290sを差引いた210sが搭乗人員の総重量となりますが、安全を見込んで、210s×80%=165sを目当てとして下さい。
搭乗者1人 30kgの場合 ----- 5〜6人
搭乗者1人 40kgの場合 ----- 4人
搭乗者1人 50kgの場合 ----- 3人
厳重な体重測定は必要としませんが、整理員の人の判断により、毎回の搭乗人員を目視で統一して下さい。 重力と浮力のつりあいで飛行しますから、毎回の搭乗重量が変わりますと、それだけで飛行調整も必要となってきますし、燃料も不経済となります。
2.熱気球への乗り降りについて
バスケットの高さが約1.0mあります。搭乗をスムースにする為ビールの空き箱を用意致しますが、身長が1.0m未満のお子さんは、搭乗しても景色が見えません。景色が見えないということは状況の判断が出来ないと言うことで、熱気球が上昇しているか、下降しているか判らず搭乗者の危険を伴います。
熱気球のフライトに関する一切の作業は当方で行いますが、気球搭乗整理員(2〜3名)はそちらで準備をお願い致します。乗り降りが機敏に行われれば、それだけ多くの人員が搭乗できます。
3.搭乗対象者
前述しましたとおり、搭乗人数はその人の重量により決定します。大人の方が乗られるとそれだけ搭乗人数が少なくなります。対象者をお子さん中心にして戴ければ、1日200〜250人位は消化できると思います。但し、幼年者(4歳未満)は極力控えて下さい。また、親が乗りたいために、幼い乳幼児を連れて来られることがありますが、当方としては責任が持てません。搭乗者保険も乳児は対象となりません。
イベントとして、不特定多数を対象とされる場合は、それだけ搭乗人員が減少する事を御理解下さい。
4.人数整理
1度に100人も、150人も集まっても、1回で乗れる人数は子供さんで4〜5人程度です。大人だと3人までです。1回のフライト時間は2〜3分程度ですが、100人も集まると、1時間以上待つことになります。 搭乗整理券を発行して、1回の募集人員を50人程度にとどめて下さい。
1回目の募集人員 1〜 50番(人)
2回目の募集人員 50〜100番(人)
3回目の募集人員 100〜150番(人)
と言った具合です。
5.熱気球係留飛行について
その日の風の具合によって、フライトの高さを調整します。通常係留飛行する場所の広さにもよりますが、20〜30m程度は可能です。5.0m/sec以上の風が吹いた場合はまず係留は無理だと思って下さい。飛行高度等全ての状況判断は日本気球連盟公認のパイロットに任せてください。係留飛行する熱気球には、第2者の対物保険、対人保険及び搭乗者保険に加入していますが、事故だけは絶対に避け、無理は決して致しません。
係留フライトに先立って、クル−の安全ミーティングを行いますので、熱気球への搭乗者の人員整理員及び乗降補助要員の方も全員参加をお願い致します。熱気球への搭乗者は全て始めての人と判断してください。従って毎回同じ注意を行います。
又、パイロットやクルーの指示に従わない搭乗者は、お断りすることがあります。
6.係留アンカー用車両について
熱気球は太いロープで、最低3点係留とします。1台は当方の車両を使用しますので、2t以上の車を2台そちらで用意して下さい。ロープのアンカー用として使用させて戴きますので、終日移動できません。また、高級車は避けて下さい。
7.係留フライトの中断・中止について
熱気球は、空を飛ぶ乗り物としては最も安全性が高いと思っております。 しかし、気象条件によっては危険性を伴う状況が発生する場合もあり得ます。特に、係留時においては、熱気球を1点の留めるため、強く風の影響を受けます。以下の気象条件の場合は危険回避の為フライトを中断又は中止させて頂くことにしておりますので、ご了承の程お願い致します。
@雨天の場合
A地上付近の風が5m/secを超えた場合
Bサーマル(上昇気流)が発生し、コントロールが困難に陥った場合
尚、係留フライトの中断は、原則として当クラブの日本気球連盟公認パイロットの判断と致しますが、中止については、係留フライト御依頼側関係者と協議の上、決定致します。




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